月の満ち欠けが教えてくれる、女性の身体「魚座新月」vol.4
春の兆しが見えつつも、朝晩は冷え込み、日中は穏やかな陽気ですね。
みなさま、寒暖差のある毎日を快適に過ごせていますか?
フェムテックの発想から生まれた、女性のための快適で美しい機能的なアイテムを展開する「re:i not plus minus(レイ)」がお届けするコラム「月と女性の身体」。
今回のvol.4では、2025年2月28日(金)の9時44分に迎える「魚座新月」をテーマに掘り下げていきます。初回のvol.1では、月の満ち欠けと女性の身体の関連性について触れているので、そちらもぜひご覧ください。
新月が女性の身体や感情に与える影響、そして魚座のエネルギーを活かし、心身を整えるひとときを一緒に考えてみませんか?
⚫︎新月がもたらすエネルギーと女性の身体
新月とは、太陽の光を反射させて輝く月が太陽と重なり、完全に影に隠れている状態を指します。この時期は夜空に月が見えなくなるため、「何もないところから新しいものが生まれる」「ゼロからのスタート」と考えられ、月のサイクルの最初のステージである新月は、わたしたちの心身にもリセットのエネルギーをもたらす特別な時間です。
女性の身体の月経周期は平均して約28日であり、このリズムが月のサイクル(約29.5日)と近いため、古くから月と女性の身体が共鳴すると考えられてきました。(※全ての人に当てはまるわけではありません)占星術の観点では、新月のタイミングで以下のような変化が起こりやすいと言われています:
・エネルギーの低下
(心身が静けさを求め、眠気や疲労感を感じやすくなる)
・デトックスが進む
(リセットの作用が強まり、むくみや胃腸の不調が現れやすい。体内の老廃物を排出し、次のサイクルに向けて準備をしているサイン)
新月の際は、これらのエネルギーを活かし「心身のリセット」「新しいスタート」を意識することがおすすめです。静かな環境での瞑想や深呼吸を行い、心を落ち着かせる時間を持つこと、デトックスを意識したスキンケア、軽いストレッチで体を整えることで、次のサイクルへスムーズに移行できるでしょう。
新月のタイミングでこれらを取り入れると、日々のセルフケアが自然と習慣化しやすくなります。忙しい毎日の中でも、心身を整えることで、自分に優しく向き合う時間を大切にできるはずです。
⚫占星術的視点で見る魚座について
太陽と月が完全に重なる新月は、その時に位置する星座のエネルギーを吸収しやすく、その影響をわたしたちに強くもたらすとされています。
今回の新月は魚座で迎え、「癒し」「直感」「夢」を象徴する星座です。自分の内側に目を向け、心の奥深くと向き合うのに適したタイミングと言えるでしょう。
魚座は黄道十二宮の12番目の星座で毎年2月19日頃から3月20日頃までを支配します。12星座最後の星座であり「終わり」と「始まり」が入り混じったこの期間は、感受性が高まり、直感や創造性が強くなる時期です。占星術では、魚座に以下のような特徴があります:
・水のエレメント(感情や共感を象徴する属性)
(感受性や直感が鋭く、繊細で優しいエネルギーを持つエレメント。同じく水のエレメントに分類される蟹座や蠍座と同様に、魚座も「感情を深く理解し、共感力を持つこと」を得意とする)
・柔軟宮(変化を受け入れ、流れに身を任せる特性)
(柔軟宮は、適応力や柔軟性を象徴するモード。魚座は環境の変化を受け入れながら、しなやかに物事を進める特性を持つ)
・海王星(魚座を支配する海王星は「夢」や「スピリチュアル」を象徴する天体。この影響により、魚座はインスピレーションや無意識の領域との繋がりを深める力を持つ)
これらの特性から、魚座は目に見えない世界や感覚を大切にし、現実だけでなく、精神の豊かさを追求するのが特徴です。対人関係では、相手によって態度や雰囲気が変わることがあるので「つかみどころがない」と思われることも。しかし、その柔軟さがあるからこそ、どんな人にも合わせられる包容力があります。
この時期は、直感が研ぎ澄まされ、クリエイティブなインスピレーションが自然と湧いてくるタイミング。ふと浮かんだアイデアや感覚を大切にし、瞑想や日記を活用して、心の奥深くに意識を向けることで、新たな気づきを得られるかもしれません。
⚫︎魚座新月のテーマ
新月がもたらすリセットのエネルギーに魚座の特性が重なる今回の新月は、「直感」「癒し」「内省」をテーマに、自分の内側と深く向き合う大切な時間をもたらします。
占星術的に社会の流れを見ると、魚座の支配星である海王星が2025年に魚座から牡羊座へと移行します。しかし今年は逆行を繰り返しながら不安定な動きをするため、社会全体が価値観の揺れや多様性の波にさらされ、周囲に流されやすい時期となるでしょう。だからこそ「自分の本音を見極め、自分軸を持つこと」がより重要になります。
また、今回の新月は海王星魚座時代、最後の魚座新月でもあります。魚座のエネルギーである直感や感受性を大切にしながら、自分の気持ちを整理し、不要なものを手放し、これからの時代を軽やかに生きる準備を始めましょう。
⚫︎魚座が司る身体の部位
占星術では、各星座が特定の身体の部位を司るとされ、魚座は足、足裏、神経を象徴すると言われています。この時期は、足元のケアと神経のリラックスを意識することがおすすめです。
足湯やフットマッサージで血流を促し、疲労を和らげましょう。足裏のツボ押しは全身の巡りを整え、心身のバランスを安定させるのに役立ちます。
さらに、魚座は神経とも関わるため、深呼吸や瞑想で緊張をほぐし、心を落ち着かせるのも効果的です。寝る前に足を温めるナイトケアを取り入れることで、睡眠の質が向上し、より深い休息につながるでしょう。
⚫︎次の満月までの過ごし方
2月28日の魚座新月から、上弦の月(3月7日)、次の満月(3月14日、乙女座満月)までの期間は、以下のサイクルを意識することがおすすめです。
2月28日(金)〜3月7日(金):新月〜上弦の月
(この期間は、新月の「リセット」のエネルギーを活かし、心を整え、新しい流れを受け入れる時期。魚座の特性である「直感」「内省」「癒し」を大切にしながら、焦らずに自分のペースで未来のビジョンを描きましょう。また、夢や感覚を研ぎ澄ませるために、瞑想やジャーナリングを取り入れるのもおすすめです。)
3月7日(金)〜3月14日(金):上弦の月〜満月
(月が満ちていくこの期間は、現実的な行動を始めるタイミング。上弦の月は、新月で得たインスピレーションを形にする流れを作るのに適した時期です。魚座の「夢見る力」を活かしつつ、乙女座満月に向けて、理想を具体的なプランへと落とし込むことを意識すると良いでしょう。)
月のサイクルは、わたしたちの心と体に静かな影響を与え続けています。今回の魚座新月をきっかけに、無理をせず、自分の内面と向き合いながら、次の満月までの時間を過ごしてみてください。
次回は3月14日(金)、乙女座満月がもたらすテーマやエネルギーについてお届けします。どうぞお楽しみに!