月の満ち欠けが教えてくれる、女性の身体「牡羊座新月」vol.6

春の陽ざしが心地よく感じられる日が、日に日に増えてきましたね。


フェムテックの発想から生まれた、女性のための快適で美しい機能的なアイテムを展開する「re:i not plus minus(レイ)」がお届けするコラム「月と女性の身体」。


今回のvol.6では、2025年3月29日(土)の19時57分に迎える「牡羊座新月」をテーマに掘り下げていきます。初回のvol.1では、月の満ち欠けと女性の身体の関連性について触れているので、そちらもぜひご覧ください。


新月が女性の身体や感情に与える影響、そして牡羊座のエネルギーを活かし、心身を整えるひとときを一緒に考えてみませんか?


⚫︎新月がもたらすエネルギーと女性の身体


新月とは、太陽の光を反射させて輝く月が太陽と重なり、完全に影に隠れている状態を指します。この時期は夜空に月が見えなくなるため、「何もないところから新しいものが生まれる」「ゼロからのスタート」と考えられ、月のサイクルの最初のステージである新月は、わたしたちの心身にもリセットのエネルギーをもたらす特別な時間です。


女性の身体の月経周期は平均して約28日であり、このリズムが月のサイクル(約29.5日)と近いため、古くから月と女性の身体が共鳴すると考えられてきました。(※全ての人に当てはまるわけではありません)占星術の観点では、新月のタイミングで以下のような変化が起こりやすいと言われています:


・エネルギーの低下

(心身が静けさを求め、眠気や疲労感を感じやすくなる)

・デトックスが進む

(リセットの作用が強まり、むくみや胃腸の不調が現れやすい。体内の老廃物を排出し、次のサイクルに向けて準備をしているサイン)


新月の際は、これらのエネルギーを活かし「心身のリセット」「新しいスタート」を意識することがおすすめです。静かな環境での瞑想や深呼吸を行い、心を落ち着かせる時間を持つこと、デトックスを意識したスキンケア、軽いストレッチで体を整えることで、次のサイクルへスムーズに移行できるでしょう。


新月のタイミングでこれらを取り入れると、日々のセルフケアが自然と習慣化しやすくなることから、忙しい毎日の中でも、自分に優しく向き合う時間を大切にできるはずです。


⚫占星術的視点で見る牡羊座について


太陽と月が完全に重なる新月は、その時に位置する星座のエネルギーを吸収しやすく、その影響をわたしたちに強くもたらすとされています。今回の新月は牡羊座で迎え、「はじまり」「情熱」「挑戦」を象徴する星座です。黄道十二宮ではトップバッターの星座であり、毎年3月21日〜4月19日頃までを支配します。日本では新年度がスタートするタイミングでもあり、社会全体がフレッシュな空気に包まれ、何かを始める前向きなエネルギーを感じやすくなります。


占星術的視点でみた牡羊座の特徴は、


・火のエレメント(情熱や直感、行動力を象徴する属性)

(瞬発力やエネルギーを司り、感覚的なひらめきから行動へと移すスピードに優れる)


・活動宮(物事をスタートさせる推進力)

(季節の始まりと結びついた”始動”の力を持つモード)


・火星

(牡羊座を支配する火星は「意思」「闘志」「行動力」を象徴する天体)


これらの特性から、牡羊座は”人生の先頭を走るような存在”として、理屈よりも情熱と直感で動き、まっすぐなエネルギーから、新しい世界を切り開いていくパワーを持っています。


この時期は、「自分が望んでいること」を率直に問い、自分の情熱に正直になることがカギとなります。


⚫︎牡羊座新月のテーマ


新月がもたらすリセットのエネルギーに牡羊座の特性が重なる今回の牡羊座新月は、「はじまり」のエネルギーが特に強くなる特別なタイミングです。


というのも、牡羊座新月翌日の3月30日には、約13年ぶりに海王星が魚座から牡羊座へ移動し、時代ムードそのものが大きく切り替わる節目を迎えます。


海王星は「夢」や「集合的無意識」を象徴する天体。2024年に「本格的な風の時代」が始まったことからも、牡羊座の「情熱」や「自己発信」をテーマとした、新しい時代に突入していくことを意味します。


そんな移行期に重なる今回の牡羊座新月は、過去の流れを一度リセットし、自分の意思で新しい一歩を踏み出すタイミングでもあります。自分の情熱と向き合い、新たなスタートを切ってみてください。


⚫︎牡羊座が司る身体の部位

占星術では、各星座が特定の身体の部位を司るとされ、牡羊座は「頭部」や「脳」「目」を象徴します。この時期は、情報過多で頭が疲れたり、考えすぎからくる頭痛や眼精疲労を感じやすい時期です。

・スマートフォンやPCの見すぎに注意し、目を休める時間を意識的に取る
・額やこめかみのマッサージで血行を促す
・好きな香りで脳をリフレッシュ
・深呼吸をして思考をクールダウン

思考が先走りな牡羊座の季節。このようなケアを通じて、過剰に頭にエネルギーが集中しないよう、優しく整えてあげましょう。頭部にエネルギーが集まりやすいので、散歩や軽い運動で身体を動かすのもおすすめです。


⚫︎次の満月までの過ごし方


3月29日の牡羊座新月から、上弦の月(4月5日)、次の満月(4月13日、天秤座満月)までの期間は、以下のサイクルを意識することがおすすめです。




3月29日(土)〜4月5日(土):新月〜上弦の月

(この期間は、新月の「リセット」のエネルギーを活かし、心を整え、新しい流れを受け入れる時期。牡羊座新月で感じた「本音」や「やりたいこと」に素直になり、準備や情報収集に動くフェーズ。まずは小さな一歩でも、自分で自分にGOサインを出すことが大切です。)

4月5日(土)〜4月13日(日):上弦の月〜満月
(月が満ちていくこのタイミングでは、いよいよ行動を本格化する時。牡羊座の「自分」だけでなく、次の天秤座満月がもたらす「他者との調和」も意識し始めると、物事が自然と広がっていく流れに乗れるでしょう。)

月のサイクルは、わたしたちの心と体に静かな影響を与え続けています。今回の牡羊座新月をきっかけに、無理をせず、自分の内面と向き合いながら、次の満月までの時間を過ごしてみてください。

次回は4月13日(日)、天秤座満月がもたらすテーマやエネルギーについてお届けします。どうぞお楽しみに!