月の満ち欠けが教えてくれる、女性の身体「牡牛座新月」vol.8

春の風が心地よく、外を歩くのが気持ちいい季節になってきましたね。


フェムテックの発想から生まれた、女性のための快適で美しい機能的なアイテムを展開する「re:i not plus minus(レイ)」がお届けするコラム「月と女性の身体」。


今回のvol.8では、2025年4月28日(月)の4時31分に迎える「牡牛座新月」をテーマに掘り下げていきます。初回のvol.1では、月の満ち欠けと女性の身体の関連性について触れているので、そちらもぜひご覧ください。


新月が女性の身体や感情に与える影響、そして牡牛座のエネルギーを活かし、心身を整えるひとときを一緒に考えてみませんか?


⚫︎新月がもたらすエネルギーと女性の身体


新月とは、太陽の光を反射させて輝く月が太陽と重なり、完全に影に隠れている状態を指します。この時期は夜空に月が見えなくなるため、「何もないところから新しいものが生まれる」「ゼロからのスタート」と考えられ、月のサイクルの最初のステージである新月は、わたしたちの心身にもリセットのエネルギーをもたらす特別な時間です。


女性の身体の月経周期は平均して約28日であり、このリズムが月のサイクル(約29.5日)と近いため、古くから月と女性の身体が共鳴すると考えられてきました。(※全ての人に当てはまるわけではありません)占星術の観点では、新月のタイミングで以下のような変化が起こりやすいと言われています:


・エネルギーの低下

(心身が静けさを求め、眠気や疲労感を感じやすくなる)

・デトックスが進む

(リセットの作用が強まり、むくみや胃腸の不調が現れやすい。体内の老廃物を排出し、次のサイクルに向けて準備をしているサイン)


新月の際は、これらのエネルギーを活かし「心身のリセット」「新しいスタート」を意識することがおすすめです。静かな環境での瞑想や深呼吸を行い、心を落ち着かせる時間を持つこと、デトックスを意識したスキンケア、軽いストレッチで体を整えることで、次のサイクルへスムーズに移行できるでしょう。


新月のタイミングでこれらを取り入れると、日々のセルフケアが自然と習慣化しやすくなることから、忙しい毎日の中でも、自分に優しく向き合う時間を大切にできるはずです。


⚫︎占星術的視点で見る牡牛座について


太陽と月が完全に重なる新月は、その時に位置する星座のエネルギーを吸収しやすく、その影響をわたしたちに強くもたらすとされています。


今回の新月は牡牛座で迎え、「五感」「所有」「安定感」「豊かさ」を象徴する星座です。黄道十二宮では2番目の星座であり、毎年4月20日〜5月20日頃までを支配します。


春の恵みが深まり、自然の息吹に満ちたこの時期は、わたしたち自身の“心地よさ”や“安心できる暮らし”に意識が向きやすくなるタイミングでもあります。


占星術的視点でみた牡羊座の特徴は、


・地のエレメント(安定と現実性を象徴する属性)

(五感に優れ、感覚を通して確かなものを築いていく力がある。穏やかでどっしりとした安心感を持つ)


・不動宮(持続力やマイペースさを象徴するモード)

(急な変化よりも、少しずつ育てていくことを大切にする。自分のペースで確実に物事を進めていくのが得意)


・金星

(牡牛座を支配する金星は「愛」「美」を象徴する天体)


これらの特性から、牡牛座は「暮らし」や「身体の感覚」に寄り添いながら、

自分にとっての本当の豊かさとは何か?を問い直すきっかけを与えてくれる星座です。


この時期は、無理に動くよりも、まずは“今あるもの”を大切にすること。

安心できる環境や、心と身体が満たされる感覚に目を向けて、自分らしく整える時間を過ごしてみてください。


⚫︎牡牛座新月のテーマ


新月がもたらすリセットのエネルギーに牡牛座の特性が重なる今回の牡牛座新月は、「自分にとっての豊かさ」や「心地よさ」に目を向け、暮らしを見直すのにぴったりなタイミングです。


ちょうどゴールデンウィークの中日にあたるこの新月は、自分の感覚を丁寧に味わう“余白”を持ちやすい時期。

自然の中で過ごしたり、香り・音・食など、五感を通じて心と身体を整える時間をとってみましょう。


牡牛座は「所有」「価値観」「安心感」と深く関わる星座なので、「本当に必要なものは何か」「どんな暮らしが心を満たすのか」といった内なる豊かさを見直すきっかけにもなりそうです。


また、牡牛座が司る「お金」や「物質的な基盤」もテーマに。

新月のリセット力を借りて、持ち物や支出の棚卸し、不要なものを手放す=断捨離を通じて、大切なものに意識とエネルギーを集中できるようになるでしょう。


⚫︎牡牛座が司る身体の部位


占星術では、各星座が特定の身体の部位を司るとされ、牡牛座は「首」「喉」「耳」などを象徴します。この時期は、喉や首まわりの感覚がいつもより敏感になりやすく、五感全体の感度も高まりやすいタイミングです。


・首や肩をゆっくり回して、筋肉の緊張をやわらげる

・喉にやさしい温かい飲み物やハーブティーを取り入れる

・耳元で心地よい音楽を流してリラックスする


五感とつながる牡牛座の季節。

心地よい音や香り、肌触りなどを通じて、自分の感覚をやさしく整えてあげることが、この時期のセルフケアの鍵となりそうです。


⚫︎次の満月までの過ごし方


4月28日の牡牛座新月から、上弦の月(5月4日)、次の満月(5月13日、蠍座満月)までの期間は、以下のサイクルを意識することがおすすめです。




4月28日(月)〜5月4日(日):新月〜上弦の月

(自分の感覚やペースに素直になりながら、心地よさを感じる時間や空間を整えていくフェーズ。あえて立ち止まること、ゆっくり選ぶことが、次のステップの土台になります。)

5月5日(月)〜5月13日(月):上弦の月〜満月
(月が満ちていくにつれ、内面に意識が向かいやすくなる時期。牡牛座の「安定」を土台に、蠍座満月の「深い変容」に向けて、表面的な心地よさの奥にある感情や違和感にも目を向けてみましょう。)

月のサイクルは、わたしたちの心と体に静かな影響を与え続けています。今回の牡牛座新月をきっかけに、無理をせず、自分の内面と向き合いながら、次の満月までの時間を過ごしてみてください。

次回は5月13日(月)、蠍座満月がもたらすテーマやエネルギーについてお届けします。どうぞお楽しみに!