月の満ち欠けが教えてくれる、女性の身体「天秤座満月」vol.7

春のあたたかさを感じる日が増えてきましたね。

新しい季節、どんなふうに過ごしていますか?


フェムテックの発想から生まれた、女性のための快適で美しい機能的なアイテムを展開する「re:i not plus minus(レイ)」がお届けするコラム「月と女性の身体」。


今回のvol.7では、2025年4月13日(日)の9時22分に迎える「天秤座満月」をテーマに掘り下げていきます。初回のvol.1では、月の満ち欠けと女性の身体の関連性について触れているので、そちらもぜひご覧ください。


満月が女性の身体や感情に与える影響、そして天秤座のエネルギーを活かし、心身を整えるひとときを一緒に考えてみませんか?


⚫︎満月がもたらすエネルギーと女性の身体


満月とは、太陽と月が地球を挟んで正反対の位置にあり、月が太陽の光を全面に受けて輝く状態を指します。この時期、夜空に月が最も明るく満ちることから、「物事の完成」や「エネルギーのピーク」とされ、月のサイクルの中でも特に重要な節目といわれています。


女性の身体の月経周期は平均して約28日であり、このリズムが月のサイクル(約29.5日)と近いため、古くから月と女性の身体が共鳴すると考えられてきました。(※全ての人に当てはまるわけではありません)占星術の観点では、満月のタイミングで以下のような変化が起こりやすいと言われています:


・自律神経の乱れと感情の揺らぎ
(満月の光が強まることで交感神経が優位になりやすく、神経が興奮しやすくなる。寝つきが悪くなったり、気分のアップダウンが激しくなることも)


・水分バランスの乱れと、それに伴う頭痛や重だるさ
(満月の影響で体内の水分量が変化しやすく、むくみやすくなることで血流やリンパの流れが滞り、頭痛や体の重だるさを感じることがある)


・食欲の増加
(エネルギーがピークを迎えることで、体が栄養を求めやすくなる。特に甘いものや炭水化物を欲しやすくなる)


満月の際は、このエネルギーを活かして「達成」や「感謝」、そして「手放し」を意識するのがおすすめです。これまでの歩みを振り返り、自分やまわりへの感謝の気持ちを深めることで、心がやさしく満たされるような感覚が得られるでしょう。


また、満月を過ぎて月が少しずつ欠けていくこの時期は、新月へ向かう「手放しと浄化」のタイミングでもあります。


体が栄養や癒しを求めやすいこの時期には、鉄分やマグネシウムを含む食事、ハーブティーやアロマ、マッサージなどを取り入れて内側から整えていくのもおすすめ。深呼吸やストレッチ、塩風呂でのデトックスで心身を緩めながら、次のサイクルへの準備を整えてみてください。


⚫︎占星術的視点で見る天秤座について


太陽と月が地球を挟んで正反対に位置する満月では、その星座のエネルギーが最大限に高まり、わたしたちに強く影響を与えるとされています。今回の満月は天秤座で起こり、天秤座は「バランス」「調和」「パートナーシップ」を象徴する星座です。黄道十二宮の7番目にあたる天秤座は、毎年9月23日〜10月23日頃を支配します。この時期は、人との関係性や心のバランスを見直し、「心地よく整える」ことを意識するとよいでしょう。


占星術的視点でみた天秤座の特徴は、


・風のエレメント(知性や対話、客観性を象徴する属性)

(情報の流れや人との関わりに敏感で、思考や言葉を通して調和を生み出す力に優れる)


・活動宮(物事をスタートさせる推進力)

(新たな関係性や社会的なつながりを築く始動力を持つ)


・金星

(天秤座を支配する金星は「愛」「美」「調和」を象徴し、心地よさやセンス、対人感覚に優れたエネルギーをもたらす天体)


これらの特性から、天秤座は“人との間に美しいバランスを築く存在”として、知性や感性を活かしながら、調和ある関係性を育む力を持っています。


ただその一方で、調和を優先するあまり、自分の本音を後回しにしてしまうことも。相手を思いやる気持ちと、自分らしさのバランスを取ることがテーマになりやすい星座です。


この時期は、「心地よい関係とは何か?」を見つめ直し、自分らしさを大切にしながら、他者と繋がる在り方を探ってみることがカギとなります。


⚫︎天秤座満月のテーマ


満月がもたらすエネルギーのピークに、天秤座の特性が重なる今回の満月は、「人との関係性」や「心のバランス」を見直すのに最適なタイミングです。


さらにこの日は、天秤座の支配星である金星の逆行が約40日ぶりに終了。この逆行期間は、恋愛や人間関係、美意識やお金にまつわる価値観が揺れやすく、「なんとなく合わない」「前は好きだったのに」など、心の奥にある違和感が浮かび上がるような出来事も多かったかもしれません。


今回の満月は、そうした揺れを経て、「本当はどうしたいのか」「どんな関係が心地いいのか」を整理し、自分らしい選択をしていくためのリセットと再スタートのタイミングです。


他者に合わせすぎていた関係や、自身の感情を抑えていた習慣を手放し、自律的かつ誠実な関係性へと整えていきましょう。



⚫︎天秤座が司る身体の部位


占星術では、各星座が特定の身体の部位を司るとされ、天秤座は「腰」と「肝臓」に関連しています。この時期は、人間関係で気をつかいすぎたり、無意識に身体に力が入ることで、腰の張りや肝臓の疲れといった不調を感じやすくなるかもしれません。肝臓は代謝や解毒、血液の調整を担う重要な臓器で、ストレスが続くと自律神経の乱れや全身のだるさにもつながります。


・腰を冷やさず、やさしく温めて筋肉の緊張をほぐす

・肝臓に負担をかけるアルコールや脂っこい食事を控える

・温かい飲み物や軽いストレッチで内側から巡りを促す


外との調和を大切にするこの季節こそ、自分の内側のバランスにも丁寧に気を配り、心身ともに心地よく過ごせるよう、日常のケアを見直してみましょう。



⚫︎次の新月までの過ごし方


4月13日(日)の天秤座満月から、下弦の月(4月21日)、そして次の新月(4月28日、牡牛座新月)までの期間は、以下のサイクルを意識することがおすすめです。



4月13日(日)〜4月21日(土):満月〜下弦の月

(満月で高まったエネルギーがゆるやかに落ち着いていく時期。天秤座満月で見えてきた「バランスの崩れ」や「手放したい人間関係・習慣」があれば、このタイミングで距離を置いたり見直したりすると◎。無理なく、自然体でいられる環境を整えていきましょう。)


4月21日(月)〜4月28日(月):下弦の月〜新月

(月がさらに欠けていくこの期間は、内省と浄化のフェーズ。心や身体にたまった疲れを癒しながら、次の牡牛座新月に向けて“心地よい暮らしの土台”をつくる準備を。生活習慣の見直しや、食・住まいの整備など、五感を満たすことに意識を向けてみてください。)


月のサイクルは、わたしたちの心と体に静かな影響を与え続けています。今回の天秤座満月をきっかけに、自分自身のペースを大切にしながら、次の新月までの時間を楽しんでみてください。


次回は4月28日(月)、牡牛座新月がもたらすテーマやエネルギーについてお届けします。どうぞお楽しみに!