月の満ち欠けが教えてくれる、女性の身体「双子座新月」vol.10
春のあたたかさを感じる日もあれば、雨の気配が近づいている日もありますね。
フェムテックの発想から生まれた、女性のための快適で美しい機能的なアイテムを展開する「re:i not plus minus(レイ)」がお届けするコラム「月と女性の身体」。
今回のvol.10では、2025年5月27日(火)の12時02分に迎える「双子座新月」をテーマに掘り下げていきます。初回のvol.1では、月の満ち欠けと女性の身体の関連性について触れているので、そちらもぜひご覧ください。
新月が女性の身体や感情に与える影響、そして双子座のエネルギーを活かし、心身を整えるひとときを一緒に考えてみませんか?
⚫︎新月がもたらすエネルギーと女性の身体
新月とは、太陽の光を反射させて輝く月が太陽と重なり、完全に影に隠れている状態を指します。この時期は夜空に月が見えなくなるため、「何もないところから新しいものが生まれる」「ゼロからのスタート」と考えられ、月のサイクルの最初のステージである新月は、わたしたちの心身にもリセットのエネルギーをもたらす特別な時間です。
女性の身体の月経周期は平均して約28日であり、このリズムが月のサイクル(約29.5日)と近いため、古くから月と女性の身体が共鳴すると考えられてきました。(※全ての人に当てはまるわけではありません)占星術の観点では、新月のタイミングで以下のような変化が起こりやすいと言われています:
・エネルギーの低下
(心身が静けさを求め、眠気や疲労感を感じやすくなる)
・デトックスが進む
(リセットの作用が強まり、むくみや胃腸の不調が現れやすい。体内の老廃物を排出し、次のサイクルに向けて準備をしているサイン)
新月の際は、これらのエネルギーを活かし「心身のリセット」「新しいスタート」を意識することがおすすめです。静かな環境での瞑想や深呼吸を行い、心を落ち着かせる時間を持つこと、デトックスを意識したスキンケア、軽いストレッチで体を整えることで、次のサイクルへスムーズに移行できるでしょう。
新月のタイミングでこれらを取り入れると、日々のセルフケアが自然と習慣化しやすくなることから、忙しい毎日の中でも、自分に優しく向き合う時間を大切にできるはずです。
⚫占星術的視点で見る双子座について
太陽と月が完全に重なる新月は、その時に位置する星座のエネルギーを吸収しやすく、その影響をわたしたちに強くもたらすとされています。
今回の新月は双子座で迎え、「知性」「コミュニケーション」「情報」「身軽さ」を象徴する星座です。黄道十二宮では3番目の星座であり、毎年5月21日〜6月21日頃までを支配します。
季節の変わり目にあたるこの時期は、天気や気温だけでなく、気分や考え方にも変化が生まれやすいタイミング。気になることを調べたり、人と話したくなったり、新しい学びや刺激を求めたくなる人も多いかもしれません。
占星術的視点でみた双子座の特徴は、
・風のエレメント(思考や言葉、情報を司る属性)
(軽やかで柔軟な発想を持ち、多様な価値観や情報を楽しむ力がある)
・柔軟宮(変化への適応力を象徴するモード)
(季節の移り変わりを担い、変化に柔軟に対応しながら、多様な選択肢を取り入れていくのが得意)
・水星
(双子座を支配する水星は「知性」「コミュニケーション」「移動」などを司る天体)
これらの特性から、双子座は“風のように軽やかに学び、繋がり、伝えていく”エネルギーを持った星座です。
この時期は、「今、どんな情報に触れたいか」「誰と話したいか」「何を言葉にしたいか」を意識しながら、自分の知的好奇心や会話の感覚に素直になって過ごしてみるのがおすすめです。
ひとつに絞るよりも、あえて幅を広げてみることで、新しい発見やつながりが生まれやすくなるでしょう。
⚫︎双子座新月のテーマ
新月がもたらすリセットのエネルギーに双子座の軽やかな知性や柔軟性が重なる今回の双子座新月は、「言葉」「情報」「選択肢」にまつわるテーマを見直すのにぴったりなタイミングです。
好奇心が刺激されやすく、人との会話やネット上の情報、ふとした言葉のやりとりに敏感になりやすい時期。SNSやAIが日常に溶け込んだ今、情報はこれまで以上に身近で膨大に。だからこそ、「何を信じ、どう判断するか」という視点を持つことが重要になってきます。
フェイクニュースや極端な言説に振り回されないためにも、情報を受け取るだけでなく、立ち止まって「これは本当に自分に必要なものか?」と問い直す時間を持つことが、この時代における“知性のセルフケア”とも言えるのかもしれません。
今、身の回りにある情報や言葉を少し引いた視点で眺めることで、本当に大切にしたい考えやつながりが、自然と浮かび上がってくるかもしれません。
⚫︎双子座が司る身体の部位
占星術では、各星座が特定の身体の部位を司るとされ、双子座は「肩」「腕」「手」「肺」などを象徴します。思考や情報処理が活発になるこの時期は、スマートフォンやPCの使用によって肩や腕に負担がかかりやすく、浅い呼吸や神経の疲れも感じやすくなるかもしれません。
・肩や腕をゆっくり回して、上半身の緊張をほぐす
・深い呼吸を意識して、思考をリセットする
・カフェインや情報を摂りすぎた日は、あえて“静かな時間”を設ける
双子座の季節は、思考や言葉が活性化する時期でもあります。 身体のこわばりをほぐし、呼吸を整えることで、心と頭も自然と整っていくはずです。
⚫︎次の満月までの過ごし方
5月27日の双子座新月から、上弦の月(6月3日)、次の満月(6月11日、射手座満月)までの期間は、以下のサイクルを意識することがおすすめです。
5月27日(火)〜6月3日(火):新月〜上弦の月
(身近な人との会話やふとした気づきの中に、新しいヒントやチャンスが眠っている時期。気になることはメモをとる、声に出す、伝えてみる——そんな小さなアウトプットが流れを生み出します。)
6月3日(火)〜6月11日(水):上弦の月〜満月
(月が満ちていくにつれて、情報やアイデアが広がりを見せやすくなるタイミング。双子座の「身近な視点」から、射手座満月の「遠くを見通す視点」へと意識が移っていく中で、考えの軸が自然と整ってくるかもしれません。)
月のサイクルは、わたしたちの心と体に静かな影響を与え続けています。今回の双子座新月をきっかけに、無理をせず、自分の内面と向き合いながら、次の満月までの時間を過ごしてみてください。