月の満ち欠けが教えてくれる、女性の身体「乙女座満月」vol.5
春の兆しが感じられる季節になりましたが、まだ少し肌寒い日が続いていますね。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
フェムテックの発想から生まれた、女性のための快適で美しい機能的なアイテムを展開する「re:i not plus minus(レイ)」がお届けするコラム「月と女性の身体」。
今回のvol.5では、2025年3月14日(金)の15時54分に迎える「乙女座満月」をテーマに掘り下げていきます。初回のvol.1では、月の満ち欠けと女性の身体の関連性について触れているので、そちらもぜひご覧ください。
満月が女性の身体や感情に与える影響、そして乙女座のエネルギーを活かし、心身を整えるひとときを一緒に考えてみませんか?
⚫︎満月がもたらすエネルギーと女性の身体
満月とは、太陽と月が地球を挟んで正反対の位置にあり、月が太陽の光を全面に受けて輝く状態を指します。この時期、夜空に月が最も明るく満ちることから、「物事の完成」や「エネルギーのピーク」とされ、月のサイクルの中でも特に重要な節目といわれています。
女性の身体の月経周期は平均して約28日であり、このリズムが月のサイクル(約29.5日)と近いため、古くから月と女性の身体が共鳴すると考えられてきました。(※全ての人に当てはまるわけではありません)占星術の観点では、満月のタイミングで以下のような変化が起こりやすいと言われています:
・自律神経の乱れと感情の揺らぎ
(満月の光が強まることで交感神経が優位になりやすく、神経が興奮しやすくなる。寝つきが悪くなったり、気分のアップダウンが激しくなることも)
・水分バランスの乱れと、それに伴う頭痛や重だるさ
(満月の影響で体内の水分量が変化しやすく、むくみやすくなることで血流やリンパの流れが滞り、頭痛や体の重だるさを感じることがある)
・食欲の増加
(エネルギーがピークを迎えることで、体が栄養を求めやすくなる。特に甘いものや炭水化物を欲しやすくなる)
満月の際は、これらのエネルギーを活かし「達成」「感謝」「手放し」を意識するのがおすすめです。これまでの努力や積み重ねの結果が見えやすくなるタイミングでもあるため、自分が歩んできた道のりを振り返り「達成」を実感しやすい時期でもあります。自分自身や周りに「感謝」を向け、ここまで頑張ってきたことを認めることで、心が満たされやすくなるでしょう。
また、満月はエネルギーのピークを迎えた後、次の新月に向かって少しずつ欠けていくため「手放し」に適したタイミングでもあります。心や体に溜まった疲れや不要なものを手放すことで、新しいサイクルへとスムーズに移行しやすくなります。
さらに、満月のエネルギーを活かし、エネルギーの高いアイテムを取り入れるのもおすすめです。満月はエネルギーのピークを迎え、体が普段以上に栄養や活力を求めやすいタイミング。この時期に鉄分やマグネシウムを含む食品を摂取したり、温かいハーブティーやカカオで心を落ち着かせることで、内側からエネルギーチャージをするのも良いでしょう。 また、アロマオイルや背中のマッサージで緊張をほぐすことで、エネルギーの巡りをスムーズにするのも効果的です。
深呼吸やストレッチで心身をほぐし、塩風呂やハーブティーでデトックスを促すことで、次のステージへの準備が整います。満月のタイミングで意識することで、自然と心と体のバランスが整い、軽やかに次の流れへと乗ることができるでしょう。
⚫︎占星術的視点で見る乙女座について
太陽と月が地球を挟んで正反対に位置する満月では、その星座のエネルギーが最大限に高まり、わたしたちに強く影響を与えるとされています。
今回の満月は乙女座で起こり、乙女座は「完璧主義」や「現実的」「整理整頓」をキーワードとする星座です。このタイミングでは、現実的な視点で自分を見つめ直し、無駄を整理し、効率的に物事を進めるために最適な時期と言えるでしょう。
乙女座は、黄道十二宮の6番目の星座で毎年8月23日頃から9月22日頃までを支配します。この期間は、自己管理や整理整頓、健康や効率的な行動に焦点を当てるエネルギーが高まる時期です。占星術では、乙女座に以下のような特徴があります:
・地のエレメント(現実的、安定感を象徴する属性)
(牡牛座や山羊座と同じく地のエレメントに属し、現実的で理論的なアプローチを得意とする。物事を着実に進め、確実に成果を上げることを重視する星座)
・柔軟宮(柔軟性や適応力を象徴するモード)
(柔軟宮は、柔軟で順応性の高いモード。乙女座は変化に対応する力が強く、周囲の状況に応じて最適な方法を見つけて対応する能力に長けている)
・水星(乙女座を支配する天体)
(乙女座を支配するのは「知性」や「コミュニケーション」を象徴する水星。水星の影響を受けることで、乙女座は情報を整理し、効率よく処理する能力に優れ、他者にわかりやすく伝える力を持つ)
これらの特性から、乙女座は「実務的な能力」や「調整能力」を大切にし、効率的に物事を進める力を持つ星座です。理論的かつ合理的な思考で周囲をサポートし、目の前の課題に冷静に対応します。無駄を省き、計画的に行動することを得意とし、細部にまで気を配るため、周囲から信頼を寄せられる存在となります。
しかし、完璧を追求するあまり、乙女座は細かい部分に過剰に時間を費やしてしまうことがあります。例えば、作業の細部にこだわりすぎて、全体の進行を遅らせてしまうことがあるのが乙女座らしい一面です。それでも、最終的には高い完成度を誇り、結果に対して妥協しない姿勢が周囲からは尊敬されることが多いです。
⚫︎乙女座満月のテーマ
満月がもたらすエネルギーのピークに、乙女座の特性が重なる今回の満月は「自己管理」「実務的能力」「効率性」をテーマに、わたしたちが日々の生活を整え、現実的に物事を進める力を与えてくれます。これまで積み重ねてきたことを見直し、次のステップに進むための絶好の機会です。
3月20日の春分は、占星術的には「宇宙元旦」とも呼ばれ、一年の始まりを迎え、新たなエネルギーが動き出すタイミング。乙女座満月は、そのエネルギーを活かして、心身の調和を意識し、前向きな変化に向けた準備を整えるのに最適な時期です。
ここに向け、乙女座の調整能力を活かし、生活や仕事を整えることに焦点を当てましょう。例えば、不要なものを整理してスペースを作る、健康や運動の習慣を見直す、または効率的な時間管理方法を導入するなど、自分自身のバランスを見直し、新たなスタートを切る準備を整えることで、物事を効率よく進め、充実した日々へと繋げていけるでしょう。
⚫︎乙女座が司る身体の部位
占星術では、各星座が特定の身体の部位を司るとされ、乙女座は消化器系、特に胃や腸を象徴すると言われています。季節の変わり目であるこの時期は、腸の調子を整えるために消化を助ける軽い運動やストレッチを取り入れることが特におすすめです。お腹周りを優しくマッサージしたり、深呼吸をしながら体を動かすことで、内臓が活性化し、エネルギーの巡りが良くなります。
腸内環境のバランスを整え、消化をサポートすることで、心身の調和がとれやすくなります。温かい飲み物や消化に優しい食事を摂取し、リラックスした時間を持つことが、体を軽く感じさせる一助となるでしょう
⚫︎次の新月までの過ごし方
3月14日(金)の乙女座満月から、下弦の月(3月22日)、次の新月(3月29日、牡羊座新月)までの期間は、以下のサイクルを意識することがおすすめです。
3月14日(金)〜3月22日(土):満月〜下弦の月
(乙女座満月のエネルギーがピークを迎えた後、徐々に静まっていく時期。この期間は「整理」「調整」を意識し、不要なものを手放すのに適したタイミング。春分(3月20日)のエネルギーも活用し、新たな始まりに向けて心身を整えることが重要です。体を緩めるストレッチやセルフマッサージを取り入れて、心身のバランスを整えましょう。)
3月22日(土)〜3月29日(土):下弦の月〜新月
(この期間は、新月に向けてエネルギーが静まり、内側に向かいやすくなる時期です。牡羊座のエネルギーが高まり、「行動」や「新たな始まり」がテーマになります。新月に向けて、断捨離をしながら不要なものを手放し、瞑想や日記で心の整理をし、次のステップに向けた方向性を見つけましょう。)
月のサイクルは、わたしたちの心と体に静かな影響を与え続けています。今回の乙女座満月をきっかけに、自分自身のペースを大切にしながら、次の新月までの時間を楽しんでみてください。
次回は3月29日(土)、牡羊座新月がもたらすテーマやエネルギーについてお届けします。どうぞお楽しみに!